Text Fragmentの対応

これの話で、Chromeだと、検索結果からリンクしたページ先で検索語などの対象部分がハイライトして表示することができます。Fessも次のリリースで、検索結果ページからリンクした先でハイライトするようになります。ただ、検索語がそのページに含まれていないとハイライトはされないですし、このハイライトはChromeの実装にも依存するので、必ずハイライトされるかどうかは微妙です。

この機能は検索パラメータの追加を有効にしているときにHTMLの検索結果リンクは適用されます。検索パラメータの追加機能は昔からあるのですが、最近はPDFをAcrobatで開くときにしか利用されない感じでした…。今後は、HTMLも対象になったので、使われることもあるかもしれませんね。

Fessのラベルの多言語対応

ラベルをローカライズできないのは昔から認識してはいたのですが、フォーラムでできないのか?と聞かれたので、ちょっとどうしたものかと考え、次のリリースで対応することにしました。

ラベルのデータの持ち方を大きく変えるのは大変なので、シンプルにできる方法がないかなと思い、思いついた方法がラベルの値に言語情報を付けてしまおう、という案になりました。つまり、ラベルの設定で値というのがありますが、これをtest_enという値で設定すると、ブラウザの言語が英語では表示されるけど、日本語ブラウザでは表示されなくなる感じです。

まぁ、この方法だと、10言語対応したいという場合は、10個のラベル設定を作る必要があるというのはあったり、今までのリリースで〜_jaみたいな値にしていると影響がある、とかはありますが、直近で多数の多言語化するケースは遭遇していないですし、過去の互換性も影響があるのはレアケースかなと思い、次のリリースに入れる感じにしました。

という感じで、若干回避的な対応ですが、そんなに多くの要望があるわけではないので、これで様子をみようかなと…。

Fessのスクリプト言語対応

次のマイナーバージョンアップで対応しようかとも思いましたが、13.12.1に入れる予定にしました。今まで、データストアクロールのスクリプトの設定とか、あちこちでGroovyで処理を設定できるようにしていたのですが、Groovy以外の言語を使えるように拡張しました。Fess 9系まではOGNLを使っていて、Fess 10からはGroovyに切り替えてました。そのうち、いろいろな言語でできるようにしようかなとは思っていたのですが、何もせずに時間が経ってしまいました…。

で、今回、Groovyが想定以上に遅い場合があることがわかり、データストアクロール等の場合に影響が出るケースもあるため、スクリプト言語をプラグイン化して、差し替えて利用可能な状態にしました。直近では、GroovyOGNLを対応する予定です。その他の言語を追加したい場合は、Exampleをみて実装すれば追加することができると思います。

直近では、新たな言語を追加する予定はないですが、必要に応じて利用していただければと思います。