Fess 14.19のリリース

時間が空いてしまいましたが、OpenSearch 2.19がリリースされていたので、Fessも14.19系をリリースしました。Fessのメインの開発は15.0系になっているというのもあり、14系には必要なものだけ入れる感じなので、変更は少ないです。主な変更点は以下です。

  • #2866: ファイル名がURLエンコードされないようにした
  • #2863: 検索ログなどのキューイングに上限を設定した

これら以外には依存しているライブラリを更新していたりします。何かあれば、フォーラムをご利用ください。

AWS SDK Javaの更新でUnknownHostException

fess-ds-s3プラグインのsoftware.amazon.awssdk:s3を2.30.33に更新したら、

Caused by: software.amazon.awssdk.core.exception.SdkClientException: Unable to execute HTTP request: fess-0.localhost (SDK Attempt Count: 4)

みたいな例外が出るようになった…。何かなと思ったら、これにあるように、endpointを指定している場合は、forcePathStyle(true)も必要になっていた。なので、追加したら解決した。

MacOS Ollamaに外部から接続する

OllamaをMacOSに入れると、localhostではアクセスできるが、別なPCとかからはアクセスできません。アプリとして入れれば、launchctl setenv OLLAMA_HOST “0.0.0.0”とかでアクセスできるらしいが、brew installしたものは、この設定ではアクセスできるようにはならず…。

brewでOllamaをインストールした場合は、この情報に従って、設定すると良い。まず、/opt/homebrew/opt/ollama/homebrew.mxcl.ollama.plistを開いて、

<key>EnvironmentVariables</key>
<dict>
<key>OLLAMA_HOST</key>
<string>0.0.0.0</string>
</dict>

をdictの中に追加する。brewで入れたOllamaの再起動は

brew services restart ollama

を実行すると良い。これで、外からOllamaのAPIでアクセスできるようになる。