FessCTL

Fessの管理APIをコマンドとかで、気軽に使いたい場合があると思います(そもそも管理APIを使おうとしたときにどんな感じだったかも忘れがちだったりもするし…)。Fessをコマンドで操作するFessCTLを作り始めました。

fessctlコマンドを利用すると、クロール設定を作ったり、クロールを開始したりができるようになります。fessctl –helpで現在利用可能なコマンドがわかります。地道に管理APIを網羅できるようにしていきたいところではあります。興味があれば、ご利用ください。

Fess 14.19のリリース

時間が空いてしまいましたが、OpenSearch 2.19がリリースされていたので、Fessも14.19系をリリースしました。Fessのメインの開発は15.0系になっているというのもあり、14系には必要なものだけ入れる感じなので、変更は少ないです。主な変更点は以下です。

  • #2866: ファイル名がURLエンコードされないようにした
  • #2863: 検索ログなどのキューイングに上限を設定した

これら以外には依存しているライブラリを更新していたりします。何かあれば、フォーラムをご利用ください。

FessでOllamaの使い方を考える

Fessのクロール時にOllamaを呼んで、何かできないかなと考えてみる。

  • クロールで取得したファイルをLLMに渡す
  • ファイルから抽出したテキストをLLMに渡す

などが考えられるかな…。前者はExtractorを作る感じで、後者はIngesterあたりで処理する感じになるかな。とりあえず、前者から考えてみると、画像を渡して、そこからテキストにするとかかな。

という感じで、叩き台的な感じで、fess-crawler-ollamaを作ってみた。system.propertiesに設定を書くような感じにして、設定されているプロンプトでExtractorでファイルを処理する的な。テキストファイルも対象にするような感じで考えてみたものの、テキストファイルを丸ごと渡して、処理したいような場合もないような気も…。テキストを処理したいような場合は、Ingesterの方ですることを考えた方が良いかな。

これはこれでもうすこし整理したら、fess-ingest-ollamaみたいなものを作るかもしれない。