Fess 15.3.2のリリース

Fess 15.3.2をリリースしました。

Fess 15からElasticsearchからOpenSearchにコード的にも置き換えていったのですが、一部変更漏れがあって、差分クロールが期待通りに動かない場合があったりしたので、その修正を入れました。

その他にも、15.3からSMBでアクセスするjcifsとHTMLパーサーのnekohtmlに対して、大きなリファクタリングを入れました。これらのライブラリが古すぎて、メンテにも限界が来ていたので、かなり書き換えたのですが、nekohtmlの方でパースできないHTMLがあったりしたので、修正しました。

今後も定期的に依存するライブラリの更新をしながら、きちんと動くようにしていこうと思います。

FessのDockerイメージの整理

現状は、eclipse-temurin:21-jre-jammyをベースにDockerイメージを作ってましたが、Fess 15.1からベースイメージを整理して、以下のような感じにする予定です。

  • ghcr.io/codelibs/fess:15.1.0
  • ghcr.io/codelibs/fess:15.1.0-noble
  • ghcr.io/codelibs/fess:15.1.0-al2023

15.1.0タグは、alpineベースにして、イメージサイズを減らすようにします。イメージサイズを減らすので、サムネイル生成に必要なコマンドも入っていません。一方、15.1.0-nobleはMS OfficeやPDFなどのサムネイル生成に必要なコマンドを含めてあります。15.1.0-al2023はunoconvがパッケージでは入らなかったので、MS Officeのサムネイルは作れないです。

という感じの整理で、様子を見ながらやっていこと思います。

Fess 14.19.2のリリース

Fess 14.19.2をリリースしました。

今回は、GitHub Security Advisoriesに一時ファイルの権限を指定した方が良いというのが登録されたので、その対応をしました。Fessを共用環境とかで運用することはほぼないと思うので、lowで処理しましたが、該当するような利用をしている場合は更新してください。