Fess 13.6のリリース

Fess 13.6をリリースしました。いろいろと入れたような気もします。

まずは、管理画面をAdminLTE 3にバージョンを上げました。これに伴い、色合いが変わったので見た目も変わった感じがするかもしれません。見た目が変わったついでに、ここ数年で統一感がなくなっていた部分などもいろいろと統一をしました。カタカナ長音もマイクロソフトのルールに従い、クローラーとか、ーが付けるものは付けるにしてます。

設定ファイルにはsystem.propertiesとfess_config.propertiesがありますが、Dockerで使うときだと、ファイルを変えるのはちょっと面倒だったりします。ということで、fess.system.*とfess.config.*というシステムプロパティでコマンド実行時に渡せるようにしました。これで、設定をdocker run時とかに渡すことができるようになりました。

管理ロールの細分化できるようになりました。以前から管理画面を細かく出し分けたい、という話があったのですが、ついに入れました。FioneがFessの管理画面を使っているので、ログインしたときにFioneのメニューだけを出したい、というのがあったので、入れた感じです。

という感じで、それ以外はバグ修正的な細かい話を直した感じだったと思います。どうぞ、ご利用ください。

カタカナの長音

Fessのラベルでカタカナ長音の統一感がなくなってきてしまったので、13.6で長音表記ルールを2008年にマイクロソフトが出したルールに合わせることにします。JISのは基本は付けない場合が多いですが、マイクロソフトのは逆で付けるのが多いです。

以前にも長音表記ルールはマイクロソフトのに従おうとした気がするのですが、最近はすっかり忘れて、長音がないケースが増えてしまった気がします…。JIS派の人には違和感があるかもしれませんが…。自分の過去の投稿を見直してみると、これには長音を付けることによってアクセシビリティの向上とか、コメントしていたので、たしかに読み上げソフトを考えると長音を付けるが良いなと思いました。

FessのEOL通知機能

Fessも10年くらい開発し、バージョンも13系まできました。古いバージョンについては、EOLの日付をここで公開して、サポートを打ち切ってきていますが、開発チームとしては、EOLを気にせず使い続けてもらうのはいろいろと問題があるなと考えています。結構、いろいろなところでFessを導入して使ってもらっているかと思いますが、EOLを超えて使う場合は担当者が責任持って運用してほしいですし、新しいバージョンのほうが機能面や性能面で多くの改善があるので、より良いものを使い続けてもらいたいと思います。ということで、今後のリリースからはEOLを超えると、管理画面の右上にアイコン表示がされ、ログファイルにはEOLになっていることが通知されます。ということで、定期的に更新して、より良いものを使っていただければと思います。