JSR 286 Portlet Specification 2.0 (PLT.7.1.1.1 – PLT.8.7)

つづき・・・

PLT.7.1.1.1 URL Properties

URLにベンダ固有の情報を設定するために、ポートレットで利用可能なプロパティがある。BaseURLのsetPropertyとaddPropertyでそれが可能で、setProperty で名前と値を渡して設定して、再度、setPropertyをすれば、上書きされる。addPropertyはあたえられた名前に値を追加する。

PLT.8.4 Custom Portlet Modes

ちょっとここは変更が入っている。ポートレットがポータルが管理していないモードを追加してよいとある。ポータルによって管理されないモードは、portal-maangedタグをfalseとして宣言するそうな。

ポートレットは、カスタムポートレットモードを利用するポートレット配備記述子にcustom-portlet-mode要素で定義する。配備時に、ポータルで管理されているモードは、ポータルに実装されるモードにマップされる。一方、ポータルに管理されないモードを藻津ポートレットは、カスタムポートレットモードセクションのdecoration-name要素のテキストとして提供される。このテキストは、リソースバンドルで翻訳可で、リソースバンドルがなければ、decoration-nameタグで提供された名前をそのままモード名として利用することになる。まぁ、別にそこまでしなくてもサポートしないモードとして、放置でもいいみたい。

以下が例。

<portlet-app>
...
<custom-portlet-mode>
<description>Creates content for Cut and Paste</description>
<portlet-mode>clipboard</portlet-mode>
<portal-managed>false</portal-managed>
<decoration-idname>ClipboardMode</decorationidname>
</custom-portlet-mode>
<custom-portlet-mode>
<description>Provides administration functions</description>
<portlet-mode>configadmin</portlet-mode>
<portal-managed>true</portal-managed>
</custom-portlet-mode>
...
</portlet-app>

というわけで、decoration-nameとportal-managedが新登場。

PLT.8.5 GenericPortlet Render Handling

renderメソッドもアノテーションがサポートされている。@RenderMode(name=<portlet mode name>)という感じ。メソッドは、

void <methodname> (RenderRequest, RenderResponse) throws
PortletException, java.io.IOException;

という感じ。GenericPortletで特にマッチするのがなければ、doView, doEdit, doHelpが呼ばれる。

PLT.8.7 Setting next possible Portlet Modes

どうやら、表示する際に、その表示したときの状態に対して、選択できるポートレットモードを指定できるらしい。指定しなければ、従来通り、ポートレット配備記述子に書いたものが全部表示される。javax.portlet.renderHeaders(これはいまいち謎?)を指定できるか、GenericPortletのgetNextPossiblePortletModesを上書きしても良いし、setNextPossiblePortletModesでRENDER_HEADERS内にセットも可能らしい(PLT.11.1.1.3.3を見るべし)

とりあえず、ここまで・・・。

JSR 286 Portlet Specification 2.0 (PLT.6 – PLT.7.1.1)

つづき・・・

PLT.6 Portlet Config

PortletConfigがイベント名前空間やレンダーパラメータ名などへもアクセスを提供するようだ。

PLT.6.3 Default Event Namespace

getDefaultNamespaceメソッドがポートレット配備記述子内のイベントとレンダーパラメータのデフォルト名前空間を返すとのこと。していされていなければ、XMLConstatns.NULL_NS_URIになる。これだけでは、用途がよく分からん。

PLT.6.4 Public Render Parameter Names

getPublicRenderParameterNamesはポートレット配備記述子内のポートレット定義にあるパブリックレンダーパラメータ名をかえすとのこと。指定されてなければ、空のEnumerationがかえる。

PLT.7.1 Portlet URLs

PortletURLとResourceURLインターフェースが存在する。ポートレットはどちらかのURLを生成する言になる。PortletResponseのcreateActionURL、createRenderURL、createResourceURLメソッドでそれらは作成される。

ResourceURLについては、出力ストリームでポートレットが完全に制御できて、バイナリマークアップも描画できる。ファイルアップロードように使用されないResourceURLはHTTPのGETメソッドでサーバー上の状態を変更しないものとして、アクセスできる。

PLT.7.1.1 BaseURL interface

BaseURLはポートレットへ差し戻す(?)すべてのURLで共通の方法であると言っている。うむむ、分かりにくい。ポートレットは、setParameterとsetParametersメソッドでアプリケーション固有のパラメータをBaseURLオブジェクトに追加できる。setParameterによって、前の同じな前のパラメータを差し替える。ポートレットがBaseURLに追加したパラメータは、リクエストパラメータとして、ポートレットで利用可能になる。ActionURLやRenderURLを作成したときに、現在のレンダーリクエストのパラメータは引き継がれないのに注意すべし。また、ResourceURLを作成した時には、現在のレンダーパラメータはポートレットコンテナーが自動的にURLに追加するので注意すべし(ただし、getParameter呼び出しからは隠されているとのこと)。

とりあえず、ここまで・・・。