ローカルファイルへのリンク

4.0に向けての残されたタスクとしてあげていた以下ですが、

  • インデックスされたローカルファイルをFessがプロキシとなり取得可能にする

プロキシをするのはやめて、file://の部分をブラウザごとにカスタマイズできるように変更しました。プロキシするためには、Fessの場合、ロール識別機能があるため、実装が単純ではないためです。

というわけで、4.0での新しい機能的な実装はフリーズかと思います。あとはテストしてバグ修正をしていこうかと思います。この調子だと、年末まで何も出せないかもしれないから、近いうちにbetaリリースでもしようかな。問題はTIKA-422の修正が未だにされていないというのもあるな…。

NTLM認証対応とWindows共有フォルダ対応

対応してみました。

NTLM認証対応

まず、NTLM認証対応ですが、BASIC認証やDIGEST認証と同様にウェブ認証ページに追加してあります。ですので、他の認証と同様にユーザー名やパスワードを設定します。NTLM認証の場合、workstationとdomainというのも設定できます。これらを設定する必要がある場合はパラメータ欄に以下のように記述します。

workstation=HOGE
domain=FUGA

あとは他の認証と同様にクロールを実行することができます。ただし、NTLM認証の場合はクロール設定において、スレッド数を1とする必要があります(現時点での制限事項になります)。マルチスレッドでクロールできるのですが、クロール漏れが発生してしまう場合があるためです。

Windows共有フォルダ対応

次にWindows共有フォルダ対応についてです。これはファイルシステムクロールで対応しています。通常のファイルシステムクロールではfile:で始めますが、共有フォルダクロールではsmb:で始めます。ですので、たとえば、host1のshareフォルダをクロール対象にしたい場合は、クロール設定でsmb://host1/share/とします(最後に/が必要)。その他の設定は通常のファイルシステムクロールと変わりありません。また、共有フォルダに認証がある場合はファイルシステム認証ページで設定します。基本的にはウェブ認証と同様です。設定できるパラメータとしてはdomainがありますので、必要であればパラメータ欄に以下のように記述します。

domain=FUGA

まとめ

簡単ではありますが、以上な感じです。まだ、新機能な感じで様々な環境でテストする必要があるかと思います。上記の機能は4.0.0-SNAPSHOTで利用できますので、色々と試していただけると大変助かります。ぜひぜひ、よろしくお願いいたしますー。

Fess 4.0 はいつ?

Fess 4.0 は一応、年内のリリースを目指しています。リリースまでに以下の残タスクがあったりします。

  • NTLM認証対応
  • インデックスされたローカルファイルをFessがプロキシとなり取得可能にする

NTLM認証については、ひとまず、ウェブについて対応しようと思っています。あとは、file://c:/… みたいなパスはアクセスできないケースがあるので、Fessがプロキシとなり返すとかが良いかと考え中。これらのタスクが終わればリリースしても良いかと。という感じで年内リリースを目指しますー。