Fess 13.10.3をリリースしました。特に大きな変更とかはないです。
・メンテナンス画面からの再インデクシングのパラメータを調整できるようにした
・再インデクシングの結果を確認してからエイリアスを張り替えるようにした
・RoleQueryHelperのmaxAgeのデフォルト値を修正した
・ADの利用時のロール名の正規化ロジック修正
という感じなので、細かいものばかりかなと思います。何かあれば、フォーラムに投げてください。
Challange IT For Future
Fess 13.10.3をリリースしました。特に大きな変更とかはないです。
・メンテナンス画面からの再インデクシングのパラメータを調整できるようにした
・再インデクシングの結果を確認してからエイリアスを張り替えるようにした
・RoleQueryHelperのmaxAgeのデフォルト値を修正した
・ADの利用時のロール名の正規化ロジック修正
という感じなので、細かいものばかりかなと思います。何かあれば、フォーラムに投げてください。
elasticsearchのライセンス変更問題に対しては、ほぼ万全な準備ができていたのですが、elasticsearch 7.11がリリースされ、試してみたら大きな問題が発生しました…。7.11からelasticsearchプラグインが可能なアクセス権限が厳しくなり、elasticsearch-configsyncプラグインが利用できなくなったのです。このプラグインが使えなくなると何ができなくなるかというと、このプラグイン経由でelasticsearchに対して、辞書ファイルを送りつけていたのですが、それができなくることで、辞書変更ができなくなりました…。辞書がなければ、インデックスが作れないので、起動ができないと…。ということで、このプラグインへの依存度は大きく、この辺の仕組みを変えないと、しばらくリリースができないという感じです…。ということで、まず、
準備ができるまでは、elasticsearch 7.10系を対象にして、Fess 13.10.xのリリースが続く予定です。
13.11以降のバージョンに対しては、まず、configsyncプラグインをconfigsyncアプリに変更することで対応進めています。これにより、インストールするアプリが増えますが、今までどおりに辞書更新ができるようになる想定です。あとは、この機会にマネージドなelasticsearchのサポートも検討しようかなとも思います。マネージドなelasticsearchの場合、辞書の管理とか、一部の機能が利用できないことになるので、マネージドなelasticsearchを使うオプションを設定で追加して、機能を落とした感じで使えるようにしようかと。
という感じで、予定外の開発が発生してしまっている感じです。
Fesenとは、Elasticsearchのライセンス問題を回避するためにフォークしたプロジェクトですが、FessはFesenをデフォルトの検索エンジンとして採用することで、今までどおり組み込みFesenでお試し的な簡易実行が可能になり、信頼性が求められるような環境では検索エンジンとしてElasticsearchを利用することができるようになります。
ライセンス変更が発表されてから方針検討で1日くらい考えて、フォークしてFesenを作り、Fessに組み込むというのを行いました。結構、短期間でできたかなと。なので、codelibs/fessのmasterブランチではFesenに切り替わっています。Fess 13.11からは組み込みFesenに変わります。
Fesenは、Maven化することでビルドの仕方を変えてしまったので、現時点ではzipパッケージしか作れません…。deb/rpmパッケージはそのうち作るかもしれませんが、組み込みFesenで使う分にはdeb/rpmが必要ないので、一旦、作成を保留にしようと思っています。あとは、パッケージ名をorg.elasticsearchからorg.codelibs.fesenに変えました。この点は考慮が甘かったのですが、パッケージ名を変更することで、既存のプラグインが使えなくなる問題が発生しました…。既存資産の流用はしたいところなので、fesen-plugin installをするときにasmでjarの中身を書き換えて、パッケージ問題を解決する感じにしました。なので、少なくてもFessで使うelasticsearchプラグインは動くはず…。(AWSがelasticsearchをフォークすると言っているけど、この辺をどうするのかちょっと気になっています…)
Fesenも動いたので、FessがFesenを参照するようにして、Fesen対応が完了しました。という感じで、大きくハマることなく、作業が完了できたので良かったかなと。あとは、elasticsearch 7.11がリリースされるまで、細々調整をして、準備していく感じになると思います。