FessのMicrosoft365データストアでプロキシを利用する

FessのMicrosoft 365データストア(fess-ds-microsoft365)で、プロキシサーバー経由での接続がサポートされました。企業ネットワーク内からMicrosoft 365にアクセスする際に、プロキシサーバーの経由が必須な環境でも、FessでOneDriveやSharePoint、Teamsのコンテンツをクロールできるようになります。

設定パラメータ

データストアの設定画面で、以下のパラメータを追加できます。

パラメータ名説明
proxy_hostプロキシサーバーのホスト名またはIPアドレス
proxy_portプロキシサーバーのポート番号
proxy_usernameプロキシ認証のユーザー名(認証が必要な場合)
proxy_passwordプロキシ認証のパスワード(認証が必要な場合)

設定例

プロキシサーバーを利用する場合、データストアのパラメータに以下のように設定します。

認証なしプロキシの場合

proxy_host=proxy.example.com
proxy_port=8080

認証ありプロキシの場合

proxy_host=proxy.example.com
proxy_port=8080
proxy_username=proxyuser
proxy_password=proxypassword

補足

このプロキシ設定は、Azure ADへのOAuth認証時とMicrosoft Graph API呼び出し時の両方で利用されます。プロキシを設定しない場合は、従来通り直接接続でMicrosoft 365にアクセスします。

この機能は、PR #31で追加されました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です