FessのCPU負荷調整

クロールとか、サジェスト生成とか、CPUを使う処理がいろいろとありますが、CPUを使いすぎないようにするためのオプションをfess_config.propertiesに追加しました。

adaptive.load.control=0

は0だと、今までどおり、気にせず、CPUを使いますが、30とかにすれば、30%のCPUが使われている状態であれば1秒間隔でチェックして、下回るまで処理を停止します。これによって、CPUを使いすぎるのを抑制できるかと考えています。この止まる対象はクロール、サムネイル生成、サジェスト生成なので、通常の検索画面の処理は対象ではありません。なので、そもそも検索画面での負荷が高い場合は検索が優先される感じになります。

FessでAD認証ログインに時間がかかる

FessでActive Directoryと連携したときにログインに時間がかかる事例がたまに報告される事象があったけど、これはユーザーにネストしたグループがあるときにADがその情報を返すのに時間がかかる場合があるのが原因でした。とはいえ、常にADのレスポンスが遅かったりするわけでもないようなので、ADを構築している環境なのか、条件があるようにも思います。この取得に数分かかったりするので、ログインに時間がかかる状態になります。

ということで、ネストしていないグループの情報を瞬時に取得できるので、ネストしているグループ情報取得はログイン後に遅延ロード的に反映されるのを仕様としておきます。次のリリースから反映されます。

Fess 13.6.2のリリース

13.6.1で同義語展開をbi-gramでもやったのだけど、問題があるケースがあったので、それを修正してリリースしました。結論的には、同義語展開時のbi-gramを展開するのはやめました…。なので、同義語の単語に内包される単語は同義語として、一緒に入れる必要があります。

ということで、Fess 13.6.2を使う際には、elasticsearchプラグインのanalysis-extension 7.6.2を使っていただければと思います。旧バージョンのインデックスを利用する場合は、管理画面のメンテナンスで再インデクシングを実行してください。

何かあれば、フォーラムに投げてください。