Fess Setup Assistant

Fessの構築をサポートするGPTとして、Fess Setup Assistantを作ってみました。(ChatGPT Plusのユーザーでないと試せないですが…)

現状は、Fessのドキュメントを知識として、登録してあります。Fessの記事にも情報がいろいろとあるので、それらも追加したかったのですが、それらを入れると、1年前の古い情報などに引っ張られて、ノイズになってしまい、Fessの公式サイトの情報だけになっています…。この辺はGPT Builderで作るときに工夫が求められるところですね。

とはいえ、使って運用しないとわからないことも多いので、公開して、様子を見ていこうと思います。(たまに、変な説明をしてきたとしても許してあげてください…)

将来的には、GPTsでは、OpenAPIで呼べるようなので、Fessをうまく利用できるようにしようかなとも考えています。これは、Fess Setup Assistantというよりは、Fessを使ってGPTsをいい感じに作るためのツールとして、みたいな感じですが。

Fess 14.11.0のリリース

Fess 14.11.0をリリースしました。今回は特に大きな変更はないと思いますが、変更点を順に見ていくと、

#2769はサムネイル処理のプラグインを受け付けるようにしました。Fessは様々な機能を差し込んで利用できるようにしていますが、ウェブページのサムネイル生成方法にPlaywrightを利用して、ページのスクリーンショットをサムネイルにするプラグインをfess-thumbnail-playwrightとして、追加したので、独自のサムネイル生成処理などを追加するのがやりやすくなりました。

#2770はコマンド実行でサムネイル生成する処理で、コマンド実行のタイムアウト値をsystem.propertiesで設定できるようになりました。

#2771はサムネイル生成処理時に無駄なデバッグログが出力されないようにしました。

#2772もサムネイル処理が失敗したときに出力されるログメッセージの改善です。

#2774はパスマッピングで失敗したときに出力されるログメッセージがわかりにくいので、ログメッセージの改善です。

という感じです。あとは、内部で利用しているOpenSearchを2.11にしたので、それに合わせて変更しています。OpenSearch 2.10でパッケージ名変更などのリファクタリングが実施されているので。

何かあれば、フォーラムをご利用ください。

スクリーンショットをサムネイルにする

Fessは検索結果にサムネイルを表示する機能があるけど、以前はウェブページのスクリーンショットをサムネイルにしていたのだけど、これを生成するのはそこそこ重い処理なので、最近のFessではウェブページ内のそれっぽい画像をそのままサムネイルとして利用するようにしていた。

とはいえ、スクリーンショットをサムネイルにしたいという要件はあるので、fess-thumbnail-playwrightプラグインを作りました。Playwrightを利用して、スクリーンショットをとり、サムネイルにする機能です。

ひとまず、ざっくり作った感じではあるので
・プロキシ対応
・認証サイト対応
ができていません。fess-crawler-playwrightと同じようなことをすればよいだけだとは思いますが…。(商用案件で必要になれば、対応するかしれませんが、今のところは未定です)

という感じで、必要であればお試しください。Fess 14.11からプラグインとして、利用できると思います。