FessのFesen対応

Fesenとは、Elasticsearchのライセンス問題を回避するためにフォークしたプロジェクトですが、FessはFesenをデフォルトの検索エンジンとして採用することで、今までどおり組み込みFesenでお試し的な簡易実行が可能になり、信頼性が求められるような環境では検索エンジンとしてElasticsearchを利用することができるようになります。

ライセンス変更が発表されてから方針検討で1日くらい考えて、フォークしてFesenを作り、Fessに組み込むというのを行いました。結構、短期間でできたかなと。なので、codelibs/fessのmasterブランチではFesenに切り替わっています。Fess 13.11からは組み込みFesenに変わります。

Fesenは、Maven化することでビルドの仕方を変えてしまったので、現時点ではzipパッケージしか作れません…。deb/rpmパッケージはそのうち作るかもしれませんが、組み込みFesenで使う分にはdeb/rpmが必要ないので、一旦、作成を保留にしようと思っています。あとは、パッケージ名をorg.elasticsearchからorg.codelibs.fesenに変えました。この点は考慮が甘かったのですが、パッケージ名を変更することで、既存のプラグインが使えなくなる問題が発生しました…。既存資産の流用はしたいところなので、fesen-plugin installをするときにasmでjarの中身を書き換えて、パッケージ問題を解決する感じにしました。なので、少なくてもFessで使うelasticsearchプラグインは動くはず…。(AWSがelasticsearchをフォークすると言っているけど、この辺をどうするのかちょっと気になっています…)

Fesenも動いたので、FessがFesenを参照するようにして、Fesen対応が完了しました。という感じで、大きくハマることなく、作業が完了できたので良かったかなと。あとは、elasticsearch 7.11がリリースされるまで、細々調整をして、準備していく感じになると思います。

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