13インチのノートブックに32Gのメモリを載せられるのは、現時点だとこのマシンくらいしかなかったので、そこそこな値段だったけど購入。結構、気楽な気持ちでUbuntuでもいれればいいかと思っていたのだが、デバイスが新しいせいか、インストールがうまくいかない…。いろいろとやって、とりあえず、Wifiが使えるところまでたどり着いたので、そのメモを兼ねて記録しておく。
まず、Ubuntu 18.04.3のDVDを用意する。でも、インストールする前にBIOSの設定でSecure Bootを無効にして、RAID OnからAHCIに変更する。Secure Bootを無効にするためにはWindowsを暗号化を無効にしてからSecure Bootを無効にするという流れが必要。Windowsとのデュアルブートにしないなら、単純に無効にしてしまえばよいのかもしれないが…。
私の場合は一応、Windows 10 Homeを残したので、パーティションをリサイズと移動して、700G近くを空けることでそこにインストールした。
次にDVDドライブをUSBで繋いでブートする。でも、普通に起動すると、途中で止まってインストールできない…。なので、起動してgrubのインストールするか?とかの選択子が出ているところで、eを押して、編集状態にしてnoapicをカーネルオプションに追加する。これで起動すると、ひとまず、起動ができるようになる。あとは、普通にインストールすれば良いけど、インストール後の普通の起動のときもnoapicがないと起動できないので、インストール後には/etc/default/grubで
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash noapic"
として
# update-grub
をしておけばよい。
次の問題は、Wifiが使えない…。なので、ここを参考にして自分でビルドしていれる。そもそもWifiが使えないので、どっかのマシンで必要なものをダウンロードして、USBメモリとかに入れて持っていくことになる。ビルドが必要なので、build-essentialのインストールが必要になるけど、これはDVDに入っているdebを入れる。依存関係で怒られるものを次々入れていけば準備完了。他の必要なものは
$ git clone https://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/iwlwifi/backport-iwlwifi.git $ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/firmware/linux-firmware.git
をして、固めてUSBメモリに入れて持っていき、あとは適当に展開して、
# cd backport-iwlwifi # make defconfig-iwlwifi-public # make -j4 # make install # cd ../linux-firmware # cp iwlwifi-* /lib/firmware/
をして再起動すれば、普通に認識されて利用できるようになる。カーネルを更新した場合は再度上記の作業をすればまた使えるようになる。
という感じで、とりあえず、Wifiが使えるようになって、人並みには使えるようになった気もするが、APCIも何かおかしいような気もするので、その他については少しずつ何とかしていきたいところではある。Wifiが使えるようになったので、使いながら考えることにしよう。