話してきました。やっぱり 30 分だと時間が足りない感があるな…(もっとポイントをまとめた方がよかったんだろうけど…)。まぁ、Fessをざっくりと知ってもらう意味ではよしとしておくか。別なところで not 検索はできないのと言われたことがあったけど、今回はor検索やファセット検索ができないのという意見をいただきました。範囲検索、ファジーやクエリーブーストとかは投げられるのだけど、notやorは今のところ対応していない。これはこれで次のバージョンでどうするか考えよう(QueryHelperImplあたりをいじればよいだけだと思うけど)。あとはロールを聞かれたけど、聞かれた人に説明できてない…(ごめんなさい、来月初めあたりまでにはドキュメントを書きます…)。それ以外には、ビジネス的な話もよくいただくのですが、FessはN2 Searchとしてコンサルやサポートなどを含めて扱っています。来週後半に無料セミナをしますので、ビジネス的なお話がありましたら、そちらもよろしくお願いします。
カテゴリー: CodeLibs
Fess 3.0.0 リリース
第2回Solr勉強会にも間に合わせたいというのもあり、リリースしました。主な変更点は以下な感じ。
- Solr 1.4 を利用
- Solr の設定をマルチコアに変更
- 差分クロール
- クロールのプロセス化
- 設定ウィザードの導入
- データストアクロールの導入
当初は Solr 1.4 の置き換えくらいかと思っていたのだけど、メジャーバージョンアップな感じの大きな変更がいろいろと入っています。データストアクロールにより、データベースの内容をSolrに突っ込めます(データストアクロールはFessの独自用語)。現状は、DBしかないですけど、将来的にはXMLやExcel系のデータも投入したいところ。
そんな感じなのですが、現状の問題点はドキュメントが追いついておりません…(まぁ、基本は2.0.0と同じなのだけど)。しかも、今月は忙しくてどれだけ、ドキュメントを整備できるか微妙…。というわけで、何かあればお気軽にMLにでも投げてくださいませ。
XMLとJSONで検索結果を出力する
Solrができるけど、Fessとしても検索結果として表示しているものと同じ内容のXMLとJSONを出力できるようになりました。まぁ、それらの形式で出力できるのは大きなことではないのだけど、この機能追加に伴い、検索結果のデータの持ち方を変更した。今まではDocumentというような独自のBeanクラスでやっていたけど、これをやめてMapに変えた。これによって、Solrでダイナミックフィールドとかにデータを投入しておけばそれも扱えるわけだ。そんなわけで、diconでクロール設定のSolrに投げるフィールドを設定すれば、FessのSolrスキーマでない、Solrにもドキュメント投入などが可能かと思う(ちょっとはスキーマ調整が必要かも)。つまり、Solrを利用するアプリ開発でドキュメント投入部分だけをFessに任せる案も可能では、と思い始める。そんなわけで、今まで Fess がターゲットユーザーと考えていなかった、既存の Solr ユーザーにも利用してもらえる可能性がある変更が入ったかな。