Fione 13.8.0をリリースしました。Fessが13.8系になったことと、H2Oが3.30.0.6になったことくらいが変更点です。Fioneとしては実装したいことがいろいろとあるものの、開発が停滞気味になってしまっているので、次のリリースは新しい機能を入れられるようにがんばりたいと思います!
投稿者: shinsuke
Docker Compose for Elasticsearch
ElasticsearchやKibanaをある程度はきちんとした状態で、手軽に試したいときがあるのだけど、そういうときにはdocker-fessを使っていた。でも、別にFessを使う必要はないし、プラグインとかも調整したいなということで、docker-elasticsearchにまとめてみた。
Elasticsearchだけを起動してみたいときには
$ docker-compose -f docker-compose.yml up
とすれば、localhost:9200でアクセスできるし、Kibanaも一緒に使いたいなー、というときには
$ docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.kibana.yml up
とすれば、localhost:5601でKibanaを使えるようになる。
プラグインとかをインストールしておきたいときには
$ ./bin/elasticsearch-plugin install analysis-kuromoji
とすれば、起動したElasticsearchで使えるはず。
今後も必要に応じて、微調整していく気はするけど、これで必要なときにコマンド1つで起動できるから便利になるかな…。
FessのSAML対応
以前に対応しようと思ったときにAzure ADに対応したから良いか、という気分になり、SAML対応を一旦放置してしまったのですが、次のバージョンからSAML対応を入れました。OneLoginのライブラリを使っているので、動作確認とかはここの手順になります。
Fess側の設定としては、system.propertiesに以下のものを書いておけば良いです。値はIdPから取得します。OneLoginであれば、saml.〜はonelogin.saml2.〜に読み替えて、設定してください。
sso.type=saml saml.idp.single_sign_on_service.url=https\://.../sso/... saml.idp.x509cert=XBML...(一行にする)...rMdP saml.idp.entityid=https\://.../metadata/... saml.idp.single_logout_service.url=https\://.../slo/...
IdP側の設定は、OneLoginであれば以下のような感じで設定します。

あとは、http://localhost:8080/sso/ にアクセスすれば、SSOでログインされます。(SLOは設定しているけど、今のところ、処理してません…)
世の中にいろいろなIdPがあると思うので、何かあればフォーラムとかに投げてもらえればと思います。
注:AudienceのURLが…/metadata/samlから…/metadataに、Single Logout URLが…/logout/samlから…/logoutに変更しました。