Compose V2への置き換え

Fessでは、docker-composeコマンドによる方法で提供していましたが、世の中的にはcompose-spec.ioの仕様に従ったCompose V2を利用したほうが良さそうな感じなので、docker-fessの手順を更新しました。これにより、WindowsやMacでもDocker Desktopを入れておけば、docker composeコマンドで実行できるようになるはず。CodeLibsで提供しているものもCompose V2に移行していこうと考えています。

Fess 14.0.1のリリース

Fess 14.0.1をリリースしました。メンテナンスリリースです。主な修正内容は以下の感じです。

#2636はJSPの一時ファイルの出力が/var/tmpになっていたのを/var/lib/fessに変更しました。1ヶ月全くアクセスされないような状況からアクセスされると、JSPの一時ファイルが消されてしまう場合があるので、意図しない削除が発生しないように出力先を変更しました。

 #2635はメンテナンスページでボタンのラベルが.crawlerインデックスとなっていたので、ラベルの文言を正しくしました。

#2633はテキストファイルをクロールすると、Tikaが返す不要な文字列までインデックスされてしまっていたので、不要な文字列がインデックスされないようにしました。

#2632はメンテナンスページでログのダウンロードをしたときに、古いエイリアスを参照していたので、修正しました。

#2630はリクエストヘッダーの情報も検索ログに含められるようにしました。

#2629は$がハイライト文字としてあるとエラーになるので、修正しました。

今回は細々とした修正を入れた感じではありますが、何かあれば、フォーラムをご利用ください。

fess-ingest-vectorizer

fess-text-vectorizerを起動しておいて、Fessにfess-ingest-vectorizerをインストールしておけば、OpenSearchの利用時にはcontent_vectorフィールドをknn_vector型で作って、embeddingを入れてくれるようになりました。

これでインデックスするときにベクトルを入れることができるようになったので、次に検索のクエリーでこのベクトルに当てられるようにする必要がある感じです。fess-webapp-vectorizerみたいのを作る必要がありそうですね。