Fess 9のサジェスト機能

ブログも書こうと思っていてもなかなか手が回っていない今日このごろ…。というのは置いておいて、Fess 9もリリースできる日が近づいてきてます。これまでのバージョンでもSolrの機能をベースにしたサジェスト機能はあったのだけど、これって、日本語環境のサジェストには向いていない。というか、その枠組みだと、スペーラーの域を超えることは難しくて、Fessの案件でも結構苦労して対応してきています。そいうのもあって、Fessとしては今までサジェスト機能は使えるには使えるけど、みたいな感じでアピールしてもきませんでした。
ということで、Fess 9では仕組みから見なおして、Solr上のインデックスでサジェストはするものの、独自の実装を採用しました(しかも、私が主導で設計も実装しないでも実装できたことが大きい)。Fessのサジェストとしてはこれで枠組みができた感じなので、将来のリリースではより洗練したサジェストへ進んでいくでしょう。そんなわけですので、これはこれでいろいろとフィードバックをいただけると嬉しいです。
ひとまず、サジェストについて書きましたが、Fess 9はSolrプラグインを強化することで、辞書の編集とか、docValue対応とか、Solr自体の機能向上したり、Fess自体ではジョブ管理機能を持つことでFess上でいろいろなこと(とりあえず、groovyで記述すれば何でも実行できる)を実行できます。そんな感じで、かなり機能を追加したのでリリースが遅れてます…。現時点ではSolr 4.6.1がリリースされたら、リリースしようかと考えています。

FessCloud 8.2

以前にもここで書いたのだけど、そのときはFess 8.0+Solr 4.1の環境で作る感じでしたが、今度はFess 8.2ベースにスクリプトをいろいろと直してみました。前のはJettyベースでしたが、今度はTomcatベースになり、Solrに対してCollection APIでリクエストすることで、任意のコレクションを追加できたりも可能なので、結構便利な感じになっているかと。まぁ、FessCloudとしているけど、upconfigするところのSolrの設定情報を独自のやつとかにすれば、SolrCloudとしても利用可能かと。という感じで、githubに構築スクリプトを置いてあるのでご利用くださいー。
結構、便利な感じだし、これはこれでありような気もしているので、Fess 9をリリースした後にも更新しておこうかな、とも思っています。Collection APIのCREATESHARDとかがSolr 4.5からみたいですし、SolrCloud的にも新しいほうがより便利なのかなっと言う気もしてます。

River Web 1.0.1をリリース

River WebのIssueでNTLM認証はできないの?というコメントをもらったので、対応して、1.0.1をリリースしました。まぁ、中身はS2Robotだから、内部的には対応しているものの、River Webから指定する口がなかった感じ。BASIC/DIGEST認証を含めて対応して、クロール時に任意のヘッダーも渡せるようにしました。という感じで、これは要望ベースに対応していこうかな…。