Fess 10の計画

Fess 9.3を無事にリリースすることができましたが、次はFess 10を考えています。Fess 1.0をリリースしたのは、2009年9月なので、もう5年も経過し、多くの進化を遂げたと思います。FessはApacheライセンスで提供しているOSSですが、商用製品・サポートとして提供しているN2 Searchもおかげさまでいろいろなところに導入させていただきました。5年も経ち、Fessで利用しているベースのフレームワーク等は変わることなくやってきましたが、そろそろグローバルに展開する時期にもなり、OSSとして受け入れてもらっていくためにはそろそろSeasar2からの移行が必要と考えています。
というわけで、Fess 10ではフレームワークの一新を図ります。Fess 10は現在、社内で移行作業が進められていますが、ある程度作業が落ち着いてきたところで、githubへpushされると思います。という感じで、今後ともFessをよろしくおねがいします。

commons-langのLocaleUtilsの問題

今まで、

Locale displayLocale = LocaleUtils.toLocale(key);

みたいな感じで、ロケールの文字列をLocaleに変換していたのだけど、Java 8とかだとzh_Hans_CNみたいなもので例外が発生することになる。というわけで、ICU4Jで

ULocale uLocale = new ULocale(key);
Locale displayLocale = uLocale.toLocale();

という感じで置き換えることで解決できる。

bind9のUDPクエリソースポートのランダム化

DNSが引けなくなり、bindのログを見てみると、

Sep 12 06:00:05 server named[16015]: /etc/bind/named.conf.options:15: using specific query-source port suppresses port randomization and can be insecure.
Sep 12 06:00:05 server named[16015]: /etc/bind/named.conf.options:16: using specific query-source port suppresses port randomization and can be insecure.

みたいな感じで出力されていた。どうやら、

query-source port 53;
query-source-v6 port 53;

の指定が良くないならしい。というわけで、以下のように*に変えたら解決。UDPクエリソースポートのランダム化の対応らしい。

query-source port *;
query-source-v6 port *;