Fessの管理画面にある検索ログを、検索の利用状況を把握できる分析ダッシュボードに変更しました。検索数だけでなく、ゼロヒット率、クリック率、応答時間などをまとめて確認できます。あわせて、ログや分析結果をCSVでダウンロードする機能も追加しました。
タブで分析項目を切り替える
検索ログ画面の入口は概要ダッシュボードになり、クエリ、クリック、パフォーマンス、ユーザーの各タブで詳しいデータを確認できます。個別のログ一覧は「ログ」タブへ移動しています。
概要では検索数、ユーザー数、ゼロヒット率、クリック率、平均応答時間をカードと推移グラフで表示します。前の期間との比較もできるため、コンテンツや検索設定を変更した後の傾向を追いやすくなります。
期間は今日、昨日、直近7日・28日・90日などのプリセットから選べます。任意の日付範囲は最大366日で、アクセス種別や表の表示件数も指定できます。日付の区切りはサーバーのタイムゾーンに従います。
検索改善につながる指標
クエリごとの平均ヒット数、クリック率、平均クリック順位に加え、ヒットしているのにクリックされないクエリも確認できます。ゼロヒットなら情報や同義語の不足、ゼロクリックなら結果のタイトルや順位などを調べるきっかけになります。
パフォーマンスでは平均値だけでなくp50、p95、p99や応答時間の分布を表示します。ユーザーのタブでは新規・再訪の状況、曜日と時間帯のヒートマップ、言語や参照元などを確認できます。
CSVで取り出す
ログタブの「CSVをダウンロード」から、現在の条件に一致する検索、クリック、お気に入り、ユーザー情報のログを出力できます。新しいものから順にストリーミングで出力し、このログ出力には行数上限を設けていません。
分析タブでは各表やグラフ、KPIのCSVをダウンロードできます。画面と同じ期間・比較条件・アクセス種別を使い、KPIはmetric, unit, value, previous, change形式、ヒートマップは曜日ごとにh00からh23を並べた形式になります。
CSVの数値は表示用の整形前の値です。割合は0〜1、時間はミリ秒なので、表計算ソフトで扱うときは表示形式を合わせてください。文字コードはcsv.file.encodingに従い、UTF-8ではBOMを付けます。数式と解釈される文字で始まるテキストには保護用の引用符を付けます。
データの読み方の注意
クエリ単位のクリック指標には、検索語を保存するようになった後のクリックログを利用します。古いクリックログまでさかのぼって同じ精度で分析できるわけではありません。また、ユーザー数などの集計には近似値が含まれます。
閲覧には従来と同じ検索ログの管理権限、または閲覧専用権限を使います。大量のログ出力で検索エンジンが途中で失敗した場合はCSVが途中で切れる可能性があるため、必要な期間に絞って利用してください。